今回は特殊剪定のご紹介です。
現場は福岡県飯塚市の大分八幡宮の大楠です!
大分八幡宮は奈良時代の神亀3年(726)に創建されたといわれ、筥崎八幡宮の前身ともされる由緒正しい名社です。
件の大楠は参道の向かって左側にあり推定樹齢は約350年、胴周りの径は約9mとされています。
この大楠は神功皇后が三韓の役から帰国の際に持ち帰った3本の楠の内の1本の子孫とされ福岡県指定天然記念物となっています。
枯朽した部分が落下して参拝者に当たったりしないよう予防のための切除となります。
作業当日は雨が降っており、樹上の作業者(ツリーワーカー)は表面の苔で滑らないよう細心の注意を払いながら作業を進めました。
大分八幡宮は大楠だけでなく、通常は寺院に置かれる仁王像のある朱塗りの総門や、裏の丘陵地には全国でも珍しい皇室古墳埋蔵推定地「仲哀天皇御陵」など歴史的価値も非常に高い神社です。
ぜひご参拝ください!
このように緑に関するものを後世に残し伝えるためにできることをやるのも、私たちの役目です。