・民家や電線に隣接する危険な現場での作業
・通常の葉より小さく軽度の衰弱が見られた
・一部に枯死の状態も確認できたため止むを得ず伐採
巨大なタイサンボクの伐採
JR鯰田駅近辺でのタイサンボクの伐採の様子です!
かつて堺木として植えられたと思われるタイサンボクの手入れが行き届かず、隣接する民家への妨げとなっていました。
育ちすぎた木の影だけでなく、実が屋根などに落下した時の音が騒音にもなっていた可能性があります。
立派なホソバタイサンボクであり残したかったのですが民家の真横で大きくなりすぎたため、また枝分かれした部分の一部に枯死の状態も確認されたので、今回はやむをえず伐採となってしまいました。
民家の屋根に当たらないようクレーンでの吊りながらの解体となります。
幹周(H=1.2m)は283㎝と想像以上に育っており、伐採材の重量は5〜6tにもなっていました。
【タイサンボク】
アメリカ南部原産のモクレン科の常緑高木です。
日本に渡来したのは明治時代初期、新宿御苑に植栽されたのが始まりとされています。
日本の気候風土に合い丈夫に育つために急速に普及しましたが、多くはホソバタイサンボクという品種で、今回の対象木もホソバタイサンボクです。
【タイサンボクとホソバタイサンボクの違い】
葉の形状:ホソバタイサンボクの葉は細長く、タイサンボクの葉は広く丸みを帯びています。
花の大きさ:ホソバタイサンボクの花はタイサンボクの花より大きい
花 期:ホソバタイサンボクは晩春から夏にかけて、タイサンボクは夏から秋にかけて花を咲かせます。